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ふわりひとふり

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吉原彼岸花 久遠の契り 全体感想

どうも、お久しぶりです。

今回は「吉原彼岸花 久遠の契り」の感想をぼちぼち上げていこうと思います。
今年、オトメイトから出ている遊女をモチーフにした「百華夜光」をプレイしたときから、「それなら、R指定ゲームだった吉原彼岸花は遊女をどう描くのだろう?」と気になり購入(それ以前から評価の高さ故に注目はしていましたが)、しばらくは寝かせていたのですが、先月の終わりに「バスタフェロウズ」を終えてからこちらの作品をプレイしはじめ、2週間ほどかけてようやく終わりました。
どう消化していいのかわからないキャラクターについて、少し考えたい部分もあったり。
エグくて丁寧で女の強さと弱さをどっちもぶつけられたようなこの作品に敬意を称して(?)
いつもより、できるだけ丁寧にかみ砕いて書いていきたいなと思います。

ネタバレを存分に含んでの感想は後日後述させていただきます。
とりあえず、ネタバレ含まない範囲でこの作品について少し語らせてください。

比較対象として、「百華夜光」「花咲くまにまに」についても触れていくと思いますので、
そちらを未プレイの方はその点についてもご了承くださいませ。


まず、主人公は数多の男に身体を売る商売をしている遊女です。
振袖新造で水揚げ前だった「百華夜光」や、そもそも身体を売らない遊郭を舞台にしていた「花咲くまにまに」とは違って、それはもう完全に遊女です。
男が女に向ける情欲や、アレヤソレなんてすべて知り尽くしてしまっています。


遠い昔の初恋と大切だった両親との思いでを胸に頑張っている
という、大人と少女の二つの面を併せ持っている主人公なんです。


だからこそ描ける、「心はあの人のものだけど、私は遊女だから他の男とも寝ないといけない、そんな私はもう汚れている、あの人には釣り合わないわ」みたいな複雑で切ない心情や、
「あの子が遊女なのはわかっているつもりだけど、他の男とも寝ているなんて許せない、けど今の自分では救い出すこともできない」というもどかしい心情など、
他の乙女ゲームでは味わうことのできないですよね。

大抵の乙女ゲームは主人公は処女で、すべてを好きな人に捧げられるのですが……
遊女という立場上、数多の嘘を日々紡いでいます。
本当に好きになった人に、本気だと愛を誓いたい、捧げたいと心から願う遊女の心情が切なかったですねぇ。

バッドエンドでは、誤解が誤解を生む悲劇だとか執着、嫉妬など、とにかく人間の醜い部分をぶちまけるようなEDが沢山ありました。
ここが最高でした。

まあ、ただ人のドロドロしく生々しい感情を、存分に楽しめたのですが、
ときめいたか?と言われると、これもこれで話は別といいますか(笑)
キュンキュンする、というよりは話がとにかく生々しいので、そういう感情というよりは
「はえ~~~~すげえな~~~」みたいな、見世物をみているかのような感情でした。


このゲームの真相にあたる部分なんですけれど、ぶっちゃけね、
「主人公の過去」「桜華屋の真相」です。

吉原彼岸花はそれはもう本当に
ドロドロしく生々しい真相でした。ええ。

この真相をね、知ってしまったとき、もう私頭抱えたんですよ。

「え???エグっ!!」って。


乙女18禁ゲームの金字塔のうちの一つ、「蝶の毒、華の鎖」に並ぶレベルのエグさに私は感じました。
プレイ済みの人はもしかしたら「そこまで?」って思う人もいるかもしれないんですが、
いやいややっぱり吉原彼岸花もかなりエグいよ……。
正直、私はこっちの真相は吐き気がしました!!
なんなんだよクソ。ほんとクソ。
だけど、だけどな、切ないんだよ。

なんとこの気持ちを表現したらいいのだろう。
なんなんだこの感情の渦は。
そんな感覚に囚われております。


そして、何より、舞台が「吉原」という花街であること。
ここがかなり大きかったです。
客にとっては夢が見られる極楽のような世界、けれど働く者にとっては生き地獄のような世界。
これは「百華夜光」でも十分に味わえましたが(笑)
特殊すぎる世界なだけに、スッと気持ちがインできました。


とにかく、重くてドロっとした話ではあるというのが、ここまで読んでいただけたらわかっていただけたと思うのですが、
最後までプレイできたのは、主人公凛が本当に頑張れって応援したくなるような女の子だったのが
大きかったと思います。
見世の看板花魁である名前に恥じない、大人で気高く賢く優しい少女です。
そして自分にとても厳しいです。
見世一番の美人で売れっ子だけど、それを鼻にもかけず、一心に両親に会える日を夢見て頑張っています。
設定で「賢く美しい」とか書くだけならどのゲームでもできますけど、凛は本当に魅力的な女性だなとストーリーを読んでいて納得させられます。

時雨様といるとき、両親のことを思い出しているとき、初恋の人を思っているときだけ、彼女は普通の少女になります。
そういう「早く大人に無理やりさせられちゃった女の子」感が伝わってくるのが、更に魅力を引き立てるんですよね。
親近感も持たせてくれる。
ああ、早く幸せになってほしいなあと思いました。

ということで、ここで、ここでこの作品が楽しめる人・楽しめない人について書いてみます。


■この作品が楽しめる人
・ドロドロした話が好きな人
・バッドエンドは歪んでいれば歪んでいるだけ楽しい派
・遊女の仕事に嫌悪感を抱かない人
・切ない恋愛が好きな人
・倫理観がブっとんでいても許せる人

■この作品が楽しめない人
・主人公も攻略対象も清廉であってほしい人
・性格の悪いキャラクターは苦手
・完全なハッピーエンドや後味の良い作品が好き
・明るい作品が好きな人


こんな感じだと思います。


さて、次回はネタバレ含めてガッツリ語っていきたいですね。
読んでいただき、ありがとうございました。


大月忍

彼については語りたいことはバッドエンド?の方だけなんですけど、
結局女性には冷たくできない男なんですよね。
凛が妾として忍に身請けされたEDなのですが、とにかく切なすぎました。

忍は「凛だけを愛してる」と言うのですが、凛は正妻にはなれないのです。
そして、ついに忍にも身分の良いお姫様が嫁いできてしまうのです。
だから妾として別宅で忍がやってくるのを待つだけの生活。
そして凛は遊女として春をひさいでいましたから、妊娠できない身体になってしまいました。
正妻は子供を設けます。
そこからは忍も徐々に凛と会わなくなっていきました。
忍は正妻と息子のことも愛していきます。
そんな中、正妻の息子が凛のいる別宅へと迷い込んできます。
「母上は遊んでくれないのです」と話す寂しいそうな子供と話していると、凛の寂しさも和らぎました。
「母上とはこんな遊びしたことがないのです」「母上の手は冷たいのです」「凛は綺麗ですね」
など、子供から話をきいていく度、凛は正妻のことを「なんと冷たい母親なのだろう」と思うようになっていきます。
ある日、本当に久々に凛のもとを忍が訪れます。
凛は昔忍か凛のために蛍を取ってきてくれた日のことを思い出し、「忍と蛍を見に行きたい」と言うのですが、それは難しいと言われてしまいます。
久々に凛を激しく求める忍との一夜に凛は酔いしれます。
「彼女とは寝ていないんだ」と語る忍の言葉に、「忍は女としては私を愛しているんだ」と思う凛。
けれど、やっぱり忍から求められることは減っていって。
そんな凛の元へは子供だけがやってきます。
そして、子供から「正妻は病気」「忍と正妻と子供とで蛍を見に行った」ということを知ってしまう凛。
「ああ、忍はもうあの二人を愛しているんだ」と察してしまう凛。
そして、寂しさから「こうなったのも、子供ができたからよ。私には子供はいないのに」と思うようになってしまった凛は、子供を殺してしまいます。
「これであの人は私だけを見てくれるわ」

みたいなEDだったはず!
最後の凛が、皮肉にも、忍を殺そうとした&凛を殺そうとした 忍の義理の母と同じなんですよね。
愛を求めた結果の凶行。
結局凛も愛に狂ってしまうのです。
すっごく皮肉なED.後味悪いけど、こんなにドロドロしたED他じゃ味わえないよ~~~って理由で大好きなEDでもあります。

政略結婚の相手だとしても、恋ではなくても「愛」を持ってしまう。
そこが、他の奴らとは違うところというか。
いや、そこは忍だからこその魅力ですし、彼が女性に冷たく当たるなんて想像もしたくありませんが。
(そもそもが遊女の息子で、母親を大切に想っていた優しい男の子なので。女性に優しいのは彼の信念なのですよね)
伊勢屋と時雨は凛以外には全く興味がない方たちなので他の女に見向きもしないのは当然で、
朔夜はそもそも女に興味ないし、
神楽屋も自分に逆らわない女には興味持てないので多分無理だろうし、
辰吉も凛と伊勢屋以外はわりとどうでもいい派でしょうし……。


朔夜
唯一の(?)DTポジションです。
年下です。

忍はわりと関係結ぶまでが健全コースだったのですが、朔夜くんは結構ガツガツ求めてきて笑いました。
キスも唐突だしな!!!
優しい凛に文字を教えてもらったり、猫の世話をするうちに、朔夜くんは凛のことが抑えきれないくらい大好きになってしまいます。
凛も見世の中の人間との恋はご法度なので、朔夜を振るのですが、それでも「あなたを好きでいてもいいですか」と一途に求めてくれる朔夜に惹かれていってしまいます。
そして、ついに朔夜の家で関係を……。
凛が筆○ろしって感じなのですね。
そこからは、もう朔夜くんはかなり凛を求めるようになっていきます。
どうでもいいことなんですが、あんな平屋で堂々と行為してたら普通に噂になりそうなんですけど(笑)


朔夜くんで特にお気に入りなのは、
凛が折檻された後に、朔夜が助けに来てくれるのはいいのですが、
凛を自分だけのものにするために凛の髪を断髪して(凛が遊女としてやっていけなくするために)「これであなたは俺のものです」ってなって、そのまま折檻部屋でやっちゃうEDです。
凛にとっては遊女という仕事は辛いことでもあったけど、桜華屋は家族のように大切な友人たちと過ごせる大切な居場所でもあるんですよね。
そんな彼女の気持ちを踏みにじってしまうこのEDに乾杯。
朔夜からのまっすぐな執着を感じさせるよね!!
ぶっちゃけこのEDがなかったら「可愛い子だったな~~~」で終わってたかも

ハッピーエンドの方では、普通に子供も設けて、幸せに普通の生活を送る二人っていう感じのEDです。
朔夜と忍のハッピーエンドは、
凛が何も知らずに普通の幸せを手に入れられるEDだと思うと感慨深いです。よ。


神楽屋
一言でまとめると、クソギャップ男。
主人公とは相性が悪く、会うたびに喧嘩する客。
主人公が珍しく負の感情を抱く相手です。
何故なら、主人公の姉女郎が恋していた相手でもあり、姉女郎が冷たく相手されていたのを知っていたからなんですけど。
姉女郎は熱っぽく彼を求めるのに、彼はつまんねー女と白けた様子で行為をしていたのを知っています。
だから、なんでこの人はこんな風に女を抱くのだろう、どうしてそれなのに姉女郎はこんな男に恋をしていたのだろうと思っています(笑)
こういう設定がもう、吉原ならではの設定ですよね。

神楽屋の方も主人公のことは「顔だけはタイプ」だけど、生意気な女だと思っています。
が、神楽屋は結果的に主人公が生意気な女だからこそ気に入るんですけどね(笑)

二人がお互いを意識するようになるのは、初めて行為をしてからのことです。
二人とも負けず嫌いなので、「オラオラこうすれば気持ちいいんだろ??」とお互いに煽りながら行為にいそしむのですが、結果として二人とも身体の相性がよく、気持ちよくなってしまう二人。
で、段々とお互いに気になっていくのです。

神楽屋は主人公のことを気に入りはじめると、

・主人公を祭りに誘う→二人で祭りを超エンジョイ
・主人公が他の男と寝るのが許せないため、周りの客が主人公をとらないように圧をかける
・(主人公は一夜に何人もの男を相手にするため)主人公が別の客のところに行こうとすると「行くな」と独占欲を露わにする
・主人公に高価な贈り物を大量に貢ぐ
・主人公が欲しがっていた虎の根付をみて結局買えないので、自分で作ってプレゼントしようとする(が、上手くいかず捨てようとしたところ、部下がそれを見つけて主人公にプレゼントする)

と、ものすごくわかりやすい好意見え見えな男になっていきます。
そして「お前のことが好きだけど、どうすればお前に好きになってもらえるのかわからない」的なことを言い出す。
なんだこいつ!!!!!

で、二人とも結ばれるわけですが、ここで終わらなかった。
実は主人公の両親は、既に亡くなっていることが判明します。
主人公は両親に手紙を定期的に書いて送っていましたが、それは全部時雨が隠し持ってました。
主人公の両親は、大量の負債をおってしまい、取り立て屋からの厳しすぎる取り立てに精神を病んで、自害してしまったのだとか……。
その取り立て屋とは、神楽屋でした。
直接取り立てをしていたのは神楽屋ではないですが、それでも間接的に両親を殺したのは神楽屋。
主人公にとっては神楽屋は愛する人でもあり、両親の仇でもあるということが明らかになるんです!
わ~~~~~そういう設定か……。

結局、主人公が神楽屋のことを許すEDはハッピーED。
好感度が低いと、主人公は時雨と関係を持っていると神楽屋に誤解されて(わろた)、神楽屋に監禁されて性奴隷に……\(^o^)/
後者がやばすぎて笑ってしまう。
主人公の体に、蛇の入れ墨を入れさせるんですよね。
(神楽屋は虎の入れ墨を掘っています)
主人公は、神楽屋に反抗的な態度はとらなくなります。
けれど、神楽屋が求めていた主人公は、従順な彼女ではなく、はっきり意見を言ってくれるいつもの主人公でした。
そのことを嘆く神楽屋。
二人は確かに愛し合っていたのに、どうしてこんなことに\(^o^)/というED.
私はこっちが好きです。


時雨(ハッピーED)

主人公のことをいつも見守ってくれる、優しい楼主さま。
実は主人公の両親は亡くなっていて、それを時雨は隠していた。
けど、両親のことを思っている主人公のために真実は言えなかったのだという時雨。
主人公は優しい楼主さまのことが大好きで、いつのまにか恋をしていたことに気付く主人公。
時雨も主人公のことが好きだった。
そんな楼主さまと禁断の恋に落ちて、二人で吉原を出ていきます。
うん、うん。

とでも思ったかーーーーーー!!!
という衝撃の真実が、伊勢屋を攻略して明らかになっていきます。




伊勢屋

わかってたけど、主人公の初恋の人で結婚の約束をした幼馴染です。
主人公のためだけに、のし上がって大金持ちになったという伊勢屋。
主人公はすっかり昔とは変わってしまった

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